※※※特定の薬を推奨するものではなく、症状に合わせて、最適な薬は異なります。主治医とよくご相談ください※※※

00:00​ 今日のテーマ
00:17​ 抗うつ薬の副作用
05:28​ まれに起きる副作用
08:22​ その他の副作用1
10:48​ その他の副作用2

今日は「抗うつ薬の副作用」について解説します。
抗うつ薬とは、簡単に言うと脳内のセロトニンという物質を増やす薬です。セロトニンが増えることで眠っていた遺伝子が起き上がってきて脳の活動が活発化していきます。うつの人や不安障害の人はセロトニンの量が少ないです。

<抗うつ薬の副作用>

セロトニンの量が少ないと、少ないセロトニンでも動くように脳の神経細胞が敏感になっています。つまり感受性が高い状態です。その時に抗うつ薬によってセロトニンが増えると、急に量が増えたようになって気持ち悪くなります。

気持ち悪いのですが飲み続けることで、感受性が徐々に落ちてきてセロトニンの量を維持したままうつが良くなっていきます。ですので、初めは気持ち悪くなるものなのです。気持ち悪くならないように少量から始めますが、適量は人によって違います。患者さんの体格、お酒の強さ、体調などを見ながら容量を調整していきます。

気持ち悪さという副作用は、吐き気などの消化器症状で現れます。セロトニンは脳内だけでなく、お腹でも使われています。お腹の方でもセロトニンが増えてしまうので気持ち悪くなるのです。吐き気が出ていてもそれは効いている証拠なので、薬の量の調整などをしながら我慢して飲んでもらうように務めます。

効果が出るのは1ヶ月ほどかかります。患者さんはあまり効果の実感がないこともありますが、「朝の落ち込みが減ったのでは?」「夜中に起きることが減ったのでは?」などと質問をすると「そういえばそうかも…」となります。

<まれに起きる副作用>

・アクティベーション症候群
抗うつ薬を飲むと妙にイライラ、そわそわしてしまうことがあります。

・躁転
イライラと躁転は見分けが付きにくいです。

・18歳未満の自殺リスクが上がる
若年でのうつ病発症はほとんどなく、ほぼ躁うつ病です。躁うつ病の人に抗うつ薬を出してしまうと、躁転してしまって自殺リスクを高めてしまいます。マイナスから上がってきたときの混濁でふと魔がさすことがあるのです。

<その他の副作用1>

・抗コリン作用による副作用
便秘、口の渇き、かすみ目(眼圧が上がる←眼科医と相談)、眠気

・抗ヒスタミン作用による副作用
体重増加、眠気
副作用による体重増加は意外とありません。単純にうつの時はあまり食べられなかったのが食べられるようになると、大食いする人が多いのでリバウンドということがあります。

・α1アンタゴニストによる副作用
眠気、血圧低下、めまい

このような副作用が出た時は、やめる、種類を変えるなどの対応をします。

<その他の副作用2>

・尿閉

・性機能障害

・中断、離脱
薬を一気にやめると汗が出る、気持ち悪くなるなどの症状が出ることがあるので、薬を変える時も徐々に変えていきます。

・副作用の出やすさ:三環系>NaSSA>SNRI>SSRI

副作用が出る人ほど抗うつ薬が効くのではという話もありますが、臨床的にもそう感じます。薬を嫌だと感じる人は多いと思いますが、カウンセリングや自分の努力だけではうつはなかなか良くならないので、主治医とよく相談しながら薬の使用を検討してもらえればと思います。

参考:ストール著「精神薬理学エッセンシャズ 第4版」

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私だけ? 精神科を受診して抗うつ薬を出されない理由
https://youtu.be/LckiUEQMCD0

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#抗うつ薬の副作用 #セロトニン

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