▶活弁シネマ倶楽部
公式HPはコチラから⇩
https://katsuben-cinema.com/
チャンネル登録はコチラから⇩
https://www.youtube.com/c/katubencinema
ポッドキャストはコチラから⇩
https://anchor.fm/katsubencinema
書き起こし&レビューはコチラから⇩
https://note.mu/katsuben_cinema
▷作品紹介
『けったいな町医者』
https://itakunaishinikata.com/kettainamachiisha/
『痛くない死に方』
https://itakunaishinikata.com/
▶イントロダクション
『けったいな町医者』
兵庫県尼崎市の在宅医・長尾和宏の命の駆け引きの現場を記録したドキュメンタリー。かつて病院勤務医として働いていた長尾は「家に帰りたい」と言っていた患者が自殺したことをきっかけに病院を辞め、尼崎の商店街で開業し町医者となった。病院勤務医時代に1000人、在宅医となってから1500人を看取った彼は、その経験をもとに、多剤処方や終末期患者への過剰な延命治療に異議を唱える。365日24時間いつでも患者のもとへ駆けつける長尾の日常に密着し、昼夜を問わず街中を駆け巡るその姿を追い、「幸せな最期とは何か」「現代医療が見失ったものとは何か」を問う。長尾のベストセラーを映画化した「痛くない死に方」で主演を務めた俳優・柄本佑がナレーションを担当。
『痛くない死に方』
第22回上海国際映画祭 日本映画週間 特別招待作品
「病院」か「在宅」か。この映画は在宅医と患者と家族の物語である。命あるものには必ず死が訪れる。それを誰も止めることは出来ない。少子高齢化と核家族化に歯止めが効かなくなっている現代日本。高い経済成長を遂げ、あらゆる分野において世界トップクラスの裕福な国になった今も尚、意外にも人は自分の死に場所や死に方を自由に決めることは出来ないのではないか。
医学の進歩に伴い、「延命治療」が可能になった。そこにはかつてあった自然な死は最早存在しない。昔の日本は死に方を選べなかった。生き方も同様かもしれない。しかし選択肢が広がったはずの今も、人は死に方を選べないジレンマ、アイロニーを抱えてはいないだろうか。一見矛盾するようであるが、このことに本作は向き合いたい。今だからこそ、人はどう死ぬべきなのか、当事者一人ひとりの判断に委ねられるべきであり、そこに自由があってもいいのではないだろうか。在宅医療のスペシャリストであり実際に尼崎市で在宅医として活躍をされている長尾和宏著の10万部売れたベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」をモチーフに高橋伴明監督が完全映画化。いつかは自分の親や自分自身に訪れる終期について考えさせられる、必見の一作が完成した。
▷あらすじ
『痛くない死に方』
在宅医療に従事する河田仁は、どことなく自分の中に矛盾や葛藤を抱えながらも日々医療現場に邁進していた。そんな時、末期の肺がん患者である井上敏夫に出会う。敏夫の娘の智美の意向で、入院ではなく「痛くない在宅医」を選択したというわけだ。しかし結局、敏夫は苦しみ続けてそのまま死んでしまう。「痛くない在宅医」を選んだはずなのに、結局「痛い在宅医」になってしまった。それならこのまま病院にいさせた方が良かったのか、病院から自宅に連れ戻した自分が殺したことになるのかと、智美は自分を責める。河田には突き刺さる言葉だった。そんな中、河田は在宅医の先輩である長野浩平に相談する。長野の見解では、肺がんよりも肺気腫を疑い処置すべきだったと指摘される。結局、自分の最終的な診断ミスにより、敏夫は不本意にも苦しみ続け生き絶えるしかなかったのか……河田は悔恨の念に苛まれることになる。自分にはもっと別にすべきことが沢山あったのではないかと。長野の元で在宅医としての治療現場を見学させてもらい、在宅医としてあるべき姿を模索する河田。大病院の専門医と在宅医の決定的な違いは何か、長野から学んでゆく。二年後、同じく末期の肺がん患者である本多彰を担当することになる。以前とは全く違う患者との向き合い方をする河田。そんな河田にかかる患者たちは皆、管に繋がれただけの不自然な「溺死」を遂げることなく、無駄に苦しまずに最期の生を全うすることが出来ている。患者の病そのものの断面を見るのではなく、在宅医は患者の「人生」を見て寄り添う。そのことに気づけた河田。そんな河田は今も、患者や家族が救急車を呼ぶ前に、患者の自宅に駆けつけ続けている。
▶スタッフ
『けったいな町医者』
監督:毛利安孝
ナレーション:柄本佑
『痛くない死に方』
監督:高橋伴明
脚本:高橋伴明
出演:柄本佑、坂井真紀、奥田瑛二、余貴美子、宇崎竜童、大谷直子
▷監督紹介
『けったいな町医者』
監督:毛利安孝
1968年生。 大阪府東大阪市出身。映画監督の浜野佐知に師事。数多くの助監督を担当する。主に高橋伴明・黒沢清・廣木隆一・磯村一路・塩田明彦・清水崇監督作品に付く。2010年『おのぼり物語』で長編監督デビュー。その後『カニを喰べる。』(2015)、『羊をかぞえる。』(2016)、『天秤をゆらす。』(2016)、『逃げた魚はおよいでる。』(2017) 『探偵は今夜も憂鬱な夢をみる2』(2019) 『さそりとかゑる』(2019)テレビドラマの演出も多数手がけNETFLIX配信『火花』、LINE LIVE配信ドラマ『僕らがセカイを終わらせる…たぶん』などを手掛ける。今後の公開待機作に、『トラガール(仮)』がある。映画『痛くない死に方』では助監督として参加。
『痛くない死に方』
監督:高橋伴明
1949年生。奈良県出身。1972年「婦女暴行脱走犯」で監督デビュー。以後、若松プロダクションに参加。60本以上のピンク映画を監督。
1982年「TATTO〈刺青〉あり」(主演:宇崎竜童)でヨコハマ映画祭で監督賞を受賞。以来、脚本・演出・プロデュースと幅広く活躍。
1994年「愛の新世界」(主演:鈴木砂羽)で大坂映画祭監督賞受賞し、ロッテルダム映画祭での上映された。主な監督作品、2001年「光の雨」(主演:萩原聖人)、2005年「火火」(主演:田中裕子)、2008年「丘を越えて」(主演:西田敏行)、「禅ZEN」(主演:中村勘太郎)、「BOX袴田事件 命とは」(主演:萩原聖人)、2015年「赤い玉、」(主演:奥田瑛二)など
#柄本佑
#高橋伴明
#毛利安孝
source
powered by Auto Youtube Summarize