国内で武漢への渡航歴のない人の感染が28日午後、確認された。
この人は、バスの運転手だという。

一方、日本政府は、日本人とその家族を帰国させるため、28日夜、武漢に向け、チャーター機の第1便を派遣する。

地下鉄の車内、大きな袋を抱えて座席に座るマスク姿の女性の頭を、すっぽりと巨大なペットボトルが覆っていた。

感染予防の効果は定かではないが、中国のネット上では今、マスクを自作する投稿が増えている。

武漢のある湖北省の保健当局は28日、27日の一日で新たに24人の死亡が確認されたと発表。

新型コロナウイルスによる肺炎での死者は、中国本土であわせて106人に達した。

感染者は、中国本土で4,515人にのぼり、そのほか、16の国と地域に広がっている。

武漢市内では、マンションの住人らが武漢への「武漢がんばれ!」という応援コールや、中国の国歌などを大合唱。
ところが、歌った時に、唾などの飛まつが飛び散るという医師の指摘も。

習近平指導部ナンバーツーの李克強首相は、原因不明の肺炎患者発見から1カ月以上が過ぎた27日、ようやく武漢入り。

市内のスーパーで大勢の市民を前にすると...。

李克強首相「みんなマスクした?」
市民「しました!」
李克強首相「武漢!」
市民「がんばれ!」
李克強首相「武漢!」
市民「がんばれ!」

さらに、訪れた病院のスタッフに対しては...。

李克強首相「全国民は、あなたたちを見ています。今、あなたたちは拳を上げて『がんばろう!』と。それはどういう意味?」
病院のスタッフ「わたし、絶対に努力します!」

一方、ネット上では...。

「お前らは何をやったんだ! わたしだって家に帰りたい、わたしは家に帰って新年を過ごしたいんだよ! もう嫌だ! もう逃げ出すぞ!」と、病院の医療スタッフが地元の政府高官と電話越しに言い争っているとみられる動画も。

女性「もう嫌だーーーーー!」

患者の爆発的な増加に混乱する医療現場。
それに輪をかけて深刻化しているのが、マスクの不足。

日本国内でも、中国人観光客がマスクを爆買いした光景が見られたが、感染拡大を受け、中国国内では、マスクの需要に生産が追いついていないという。

中国人の男性が薬局を訪れた際の動画には...。

男性客「マスクはいくらですか?」
女性従業員「商品ではありません」
男性客「いくらと言った!? いっぱいあるじゃないか?」
女性従業員「もう売り切れです」
男性客「なんだよ! いくらなんだよ! 店長を出せ!!」

マスクがあるのにもかかわらず、売り切れと突っぱねる店側の態度に、男性は怒りをあらわに。

中国のネット上では、工場に大勢の市民が訪れ、マスクを要求する動画も。

別の投稿動画では、地元当局とバスの乗客の男がにらみ合っていて、男は義務付けられているマスクを着用していなかったため、手錠をかけられ、連れていかれた。

日本政府は、武漢市などに滞在している日本人を帰国させるため、28日夜、チャーター機の第1便を派遣する。

また、東京都は28日午後、帰国する現地在留日本人のうち、新型ウイルスの感染や、その疑いがある対象者を受け入れる病院の内部を公開した。

(2020/01/28)

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