暮らしに暗い影を落とす新型コロナウイルス。
頼みの綱となるあのお金は届いたのか。
30代男性「まだ何も、さっきまさにその話をしてて、いつ来るのかなーってずっと首を長くして待っている」
30代女性「まだ受け取ってないです。休校で食費とか、かかっているので、生活費に使わせていただきたいなと」
わたしたち1人ひとりに給付される10万円の特別定額給付金。
まだ受け取っていないという声が多く聞かれる中、オンライン申請に続き、郵送で申請する書類の発送も全国各地でスタート。
総務省は、全国の73%にあたる1,277の市区町村が22日までに給付を始めるとしている。
東京23区でも、オンライン申請が完了した人などには、早速、届き始めているようで、SNSには「渋谷区から給付金10万円振り込まれてる」、「早くてビックリ! 練馬区さんありがとうございます」などの投稿も見られた。
東京・江戸川区のコールセンターでは、さまざまな部署から応援で集まった100人態勢で電話応対している。
江戸川区では、緊急性の高い人に一刻も早く給付金を届けるため、国に代わって区が先払いできるよう予算を確保。
5月1日から臨時のコールセンターを設置した。
22日も午前9時の受け付け開始から一斉に電話が鳴り響き、職員が慌ただしく対応。
江戸川区では5月7日に給付を始めていて、21日までに1万7,000世帯以上に届けている。
実際に、このスピード対応で給付金を受け取ったのが唐崎健嗣さん(54)。
2019年11月に移動式プラネタリウムの会社を立ち上げたが、新型コロナの影響で、小学校などへの訪問がすべてキャンセルに。
唐崎さん「売り上げがここ2カ月ずっとゼロで、どうしようかなと思っている」
そんな唐崎さん、5月1日に始まったオンライン申請初日に早速トライ。
マイナンバーカードなど必要なアイテムはすべてそろっており、手続きはその日のうちに完了したという。
そして...。
唐崎さん「(給付金が口座に振り込まれたのは?)日付は5月の12日でした」
申請から2週間たたずに、妻とあわせて20万円を受け取った。
唐崎さん「手持ちの現金が増えたという安心感はすごくありますね。まずは蓄えに回して、今後、長引いていったときにはそれを切り崩していく形になるかなと」
江戸川区の先行給付で現金を受け取った人はほかにも。
新型コロナの影響で出勤が半分に減ってしまったという女性。
22日朝に給付金を受け取った江戸川区民「なるべく早くもらえる方法ってないのかなと思っていたところ、(先行して)取り組みをしていると知ったので、支払うものがたくさんあって、助かってます」
さらに、街でも。
先週受け取った江戸川区民(40代)「全部で4人、40万円です。早すぎて逆にびっくりしました。地元の飲食の持ち帰りだったりとか、お肉買おうかとか、そういう話をしました」
景気低迷が確実視される中、10万円の給付策はどれだけ家計の助けとなるのか、その成果が問われるのはこれから。
(2020/05/22)
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