1アルカリ性寝屋川市民 ★2020/08/26(水) 07:18:07.00ID:3j5lZMK/9 スイス北部の小さな町ローマンスホルンに、ポケモンに似たゆるキャラ「Mocmoc」の像が建つ。登場した当時は子供には大人気だったが、あることがきっかけで大きな批判を浴びた。
スイス北部の町ローマンスホルンにある、ゆるキャラ「Mocmoc」の像。デザイン段階では子供たちの協力も得た
https://www.swissinfo.ch/resource/image/45900800/landscape_ratio3x2/880/587/322e455fd7f8103cb513301b8a895b0/dM/dsc_0063.jpg
見た目はとても無邪気なのに、大勢の怒りをかったMocmoc。スイス北部のローマンスホルン駅に17年前から立っているMocmoc(モックモック)は、特段の政治的立場や世界観を表すものでは全くない。黄色と黒色のその存在が怒りを呼んだのは、その子供っぽいおとぎ話の世界にあった。
Mocmocの伝説にはこうある。その昔―まだ小人や妖精と話ができた時代に、Mocmocは自分の角を引き裂き、ローマン少年にその角をあげた。ローマン少年はその笛で警笛を鳴らし、火の燃え広がりを知らせることができたー。これがもとになって、ローマンスホルン(ホルンは独語で角の意味)という名前がついたという。
多くの都市に、こうした誕生秘話がある。しかし、Mocmocの伝説は古の物語ではなく、21世紀に作られたものだ。ローマンスホルンの自治体が古い伝説をねつ造したという事実が発覚すると、地元は賛否両論の声で真っ二つに分かれ、像に対する論争が噴出した。
(中略)
地域紙ザンクト・ガレー・タグブラットはその直後、Mocmocに古い伝説は存在せず、包括的な芸術コンセプトのもとで作り上げられたものだと暴露。発案者のコム&コムは、伝説が200年前に作られたものか、2年前のものなのかは重要でないと回答した。彼らの立場からすれば、それは当然だろう。コム&コムはローマンスホルンに伝説を植え付けたのだから。Mocmocの昔話は、今も学校の教科書に載っている。出版社は最近、さらに15年の権利を確保した。
しかし、スキャンダルは地元自治体にとって「完璧」だった。地元議会は記者会見で、伝説がねつ造だと認めた。不満の渦はここで止まらなかった。高すぎるコストに加え、建設許可すら出ていなかったことも明るみになったのだ。メディアの関心は怒りとともに加速し、ボーデン湖畔の町でプラスチックの像をめぐり大騒動が起きていると、数百件の記事が出た。
(中略)
「公共スペース、公的資金、選挙で選ばれた政治家となると、人の考えは変わってくる。ゼラニウムを添えた木製の噴水だったら批判はなかっただろうが、噴水に興味を持つ人もまたいなかっただろう」
自治体の芸術委員会と町議会は、Mocmocという最も挑発的なアートプロジェクトを意識的に選んだのだろうか?ブルンナーさんは笑う。 「違う。他のアーティストの提案はもっと突拍子もないものだった。Mocmocが一番、実現可能性が高く見えた。そして町を豊かにしてくれる、と」。Mocmocが駅前広場にいつまで残るかは、ブルンナーさんにも分からないという。
この架空の生き物は、住民投票を生き延びた数少ない像の1つだ。国内では今、植民地主義を想起させる像や奴隷所有者、人種差別主義者の像の取り扱いをめぐり議論が起こっている。ヘディンガーさんは「Mocmocは誰も抑圧していないし、奴隷にもしていない。Mocmocは民主的なプロセスを皆の目に明らかにした。そういう意味で、Mocmocの存在価値はある」と話している。
全文はソースでご覧ください
swissinfo.ch 2020/08/25 08:30
https://www.swissinfo.ch/jpn/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9-%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E9%A8%92%E5%8B%95-%E4%BA%8B%E4%BB%B6-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%B3-%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%B3/45988098
15不要不急の名無しさん2020/08/26(水) 07:28:47.29ID:/p7RctEL0
ゆるキャラを許さないようなものか?