「健康・医療 新技術説明会」(2018年10月23日開催)にて発表。https://shingi.jst.go.jp/list/3chubu/2018_3chubu.html
【新技術の概要】
歩行時の腰部・頚部の加速度変化を計測することで、脳梗塞を発症しているか否か、脳梗塞の重症度はどのくらいか、歩行能力がどのくらいまで回復しているのかが分かります。必要なのはほんの数歩。特別な装置は必要なく、スマホレベルの加速度計でも判定可能です。
【従来技術・競合技術との比較】
脳梗塞かも知れない、そう思ってもしばらく様子を見てしまい、受診が遅れてしまう患者さんがおられます。本手法を用いれば、高い確率で脳梗塞を発症しているか否かを判断でき、早期加療のチャンスを失うことがありません。またその重症度も、病院でなくても医療者でなくても、いつでもどこでも正確に判定することが可能です。
【新技術の特徴】
・本技術は、歩行状態を表す単純な数式です。歩行状態のシミュレーション画像やよりリアルな歩行CGを作成する一助になります。
・本技術は、加速度変化を計測できるのであれば、映像・光学計測システム・超音波計測など、どのような装置にでも使用が可能です。
・本技術は単純な数式であり、ごく小さなメモリー容量しか必要ありません。
【想定される用途】
・脳梗塞ハイリスク患者における、脳梗塞発症の早期発見・早期治療
・脳梗塞後患者の正確な歩行能力評価。これにより過剰な歩行制限を防止し、患者のADLを維持する。
・リハビリテーションメニュー立案へのフィードバック
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