中堅建設会社の企画営業部長として意欲的に働く藤山幸弘は、主治医から末期の肺がんと告知される。彼には、妻の美和子と一男一女がある。臨海部にマンションを建設するプロジェクトも進行中であり、コピーライターである悦子という恋人もいた。いっさいの延命治療を拒否することを心に決めた幸弘は、長男である大学生の俊介にだけ事実を告げる。戸惑いながらも、父の意思を尊重しようとする俊介。余命半年という時間を意識する幸弘は、忘れられない人たちに別れを告げるため訪問する。思いを伝えられなかった初恋の相手、喧嘩別れした高校時代の親友、たまたま病院で顔を合わせた取引先の元社長・・・。これまでの人生をあらためて振り返る幸弘だが、病魔は確実に肉体を蝕んでいた。
(c)2007 『象の背中』製作委員会

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