「ライフサイエンス分野 新技術説明会」(2016年6月2日開催)にて発表。https://shingi.jst.go.jp/list/4u/2016_4u2.html

【新技術の概要】
310nmに吸収波長を持つ非発光性金ナノ粒子と可視部に蛍光を発する発光性金ナノ粒子とを用い、熱応答性高分子を媒介させることにより創製した金ナノ複合体を創製した。この金ナノ複合体は近赤外領域である830nmに極大蛍光波長を持つ強い蛍光を発する。

【従来技術・競合技術との比較】
この方法は、二種の金ナノ粒子を出発材料とする全く新しい創製方法である。また、使用する熱応答性高分子に共重合されているアミノ基を起点に細胞認識部位を導入することが容易である。近赤外光は細胞透過性に非常に優れている。

【新技術の特徴】
・近赤外光を発する。
・新規な創製方法である。
・化学修飾が容易である。

【想定される用途】
・がん細胞の診断薬
・CT用の造影剤
・がん細胞の光線力学的治療

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