酸素投与だけでは、もう生命を維持できなくなったコロナ患者のもとへ行く。

多くの重症コロナ患者が、普通に話をすることができる。

コロナウイルスは静かに人間をあの世に連れていく。

患者は最後まで苦痛を感じることが少ない。

「もう血液中の酸素濃度が生命を維持できるレベルではないので、薬で寝てもらいます。寝てもらった後、喉に管をいれて、人工呼吸器につながさせてもらいます。いいですか?」

ほとんどの人が、神妙な面持ちとなり、一瞬、時が止まったかのように静止してみえた後、静かに頷く。もしかしたら、ただ私の時がとまっているのかもしれない。

その後、イライラしたような表情を見せる人、ただうなずく人、無表情な人、、、

「これでもうおしまいってことはないよな?」

色々なことを聞いてくる人などなど、、、

ただ恐怖に怯えてるような人はいない。

いままで見たことのない光景、表現する言葉が見当たらない。

この人たちは、いったい何を感じているんだろう?

と思う。

家族に電話をかける人もいる。

「これから挿管されるみたいだから、1週間くらい話できないから、では、よろしく。」

「〇〇の書類が金庫の中に入ってるから、〇〇さんに渡して。」

皆、自分の死が近づいていることを認識しながら、夢の中にでもいるような感覚なのかもしれない。

そのまま亡くなった人もいるし、生還した人もいる。

どうせ死んでしまうのなら、夢の中にいるような感覚で死ねるのは、せめての幸いかなと思う。でも実際に彼らが何を感じているのかは、私にはわからない。

ただ、、、

何でこんなことになってしまったんだろう?

これ現実?

と私も一瞬、夢の中にいるような気分になる。

しかも患者を除き、そこにいる人たちは皆、白い宇宙服みたいな防護服を着て挿管準備をしてるのだから非日常が過ぎる。

この非日常が、日常になりつつある。

そして、

コロナ前の世界が、どれだけ幸せな世界だったか、、、

を、日々、感じている。

だから、、、

あの時、武漢でコロナを封じ込めていたら、、、

あの時、、、、、

と今でも思い、やりきれない気持ちになる。

でも、、、

過去はどうあれ、未来はあるだろ?

ってね、、、

今は、、

コロナ前のような平和で幸せな世界がいつか来ることを信じよう。

過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える。

皆さまが少しでも明るい未来を思い描き、その未来にたどり着くために行動をしてくれることを切に祈って、明日も非日常にGO TOします。笑。

2021.1.7
コロナ最前線の循環器ドクターが想うこと

□三密(密閉・密集・密接)を避けて
□人と対面するときは1.5-2mの距離を
□一番安全性が高いのは不織布マスク
□布マスクは普段使い
□ウレタンはお勧めしません
□フェイスシールド、マウスシールド単品はマスクしてないことと一緒です
□手洗いこまめに
 アルコール消毒があれば尚よし
 手荒れしないよう保湿ケアも

冬はもともと患者が増える
-ナースは最後の砦-
https://youtu.be/w-9blZvfRzE

挿管チューブってこんなの
https://youtu.be/4AhxXcfq_2Q

note 新型コロナ情報
https://note.com/withpain_mio/m/m099ed9dd6e3a

#新型コロナ #最前線 #医療崩壊

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