ブログにて症例を詳しく解説をしています。
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ふるばやし形成外科粉瘤クリニック 東京新宿院 http://www.furubayashi-keisei.com/
大阪梅田形成外科粉瘤クリニック https://www.umeda-keisei.jp/

形成外科専門医
古林玄

2021年1月より東京新宿にて診療開始予定です。宜しくお願い致します。

粉瘤とは
袋状の組織が皮膚の下にでき、そこに垢や皮脂といった老廃物がたまったもので、アテロームや表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)と呼ばれることもある良性の腫瘍です。はじめはあまり目立たず、触れると小さなしこりがあるように感じます。この状態では特に問題はありませんが、粉瘤はサイズが大きくなったり、独特の臭いを生じるようになったり、細菌感染などにより炎症を起こすことがあります。炎症を起こして熱を持ち、化膿して強い痛みや腫れを生じた場合には、できるだけ早く膿を出す処置を行う必要があります。
ニキビだと勘違いされることがありますが、粉瘤はニキビと異なり自然治癒することはありません。ニキビは毛穴が詰まったものですが、粉瘤は袋状になった腫瘍で袋状になった組織を完全に除去しない限り治すことができません。

当院では数センチあるものでも当日手術を行っております。手術自体は5~10分程度で、長くても20分以上になることはほとんどありません。
炎症のある粉瘤の場合にも当日手術を行っています。

炎症性粉瘤
粉瘤は炎症を起こして赤く腫れ、痛みを起こすことがあります。
炎症を起こす原因は細菌の感染と異物反応が挙げられています。
粉瘤の中には皮膚から出た老廃物が溜まっているため、細菌の増える温床になってしまいます。
皮膚には常に様々な常在菌がおり、人間はその細菌と常に生活しています。常在菌は他の細菌から我々を守ってくれるためにも存在しており、日ごろ問題を起こすことはありません。
しかし、粉瘤の中の老廃物で細菌が爆発的に増えると、人の生体防御反応が働き、炎症が起きます。
また腫瘍から周囲に老廃物が漏れ出すための異物反応により炎症が起きるとも考えられています。最近では異物反応によるものの方が細菌感染よりも多いと考えられています。
元々は小さな粉瘤であっても、何倍にも腫れあがり、痛みを伴った症状を起こします。炎症の程度は様々ですが、脇に出来た場合には腕を挙げれないほど痛くなったり、症状を放っておくと、全身に細菌がまわり発熱する場合もあります。
また、炎症を放置して置くと、膿瘍となり、破裂します。炎症は人が起こしているものですが、皮膚の組織を破壊し、壊死させてしまいます。
そのため、炎症が長引くと、自壊した後の組織は色素沈着を残し、瘢痕となります。
炎症を長引かせずに早期に治療を行い、炎症を早期に抑える事が術後の創部のためには重要となります。

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