■ケアマネ試験対策
2017年度介護支援専門員試験 問題29
呼吸器疾患について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
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1 急性上気道炎では、ウイルス感染が疑われる場合であっても、
肺炎予防のために抗菌薬を使用する。
2 誤嚥性肺炎は、口腔咽頭分泌物などを繰り返し誤嚥することにより
発症する。
3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、気管支拡張薬や吸入ステロイド薬が
使用される。
4 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、介護保険法の特定疾病に指定されている。
5 慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、発症すると症状は改善しないため、
禁煙する必要はない。
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答え:2,3,4
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1…急性上気道炎とは、のどや鼻などの上気道が炎症を
起こしている状態のことをいいます。
風邪をイメージするといいですね。
原因のほとんどはウィルスで、抗菌薬は効きません。
2…誤嚥性肺炎は、飲食物や咽頭分泌物を誤嚥することで
肺で菌が増殖し炎症を生じるというものです。
予防には口腔ケアが有効です。
3…慢性閉塞性肺疾患は、肺気腫や慢性気管支炎の
総称となります。
気管支の慢性的な炎症により、気管支が狭窄してるため
気管支拡張薬を用いたり、炎症を抑えるためのステロイド
薬が用いられたりします。
4…慢性閉塞性肺疾患は、特定疾病の一つです。
特定疾病16:
がん末期
関節リウマチ
筋萎縮性側索硬化症
後縦靭帯骨化症
骨折を伴う骨粗鬆症
初老期における認知症
パーキンソン病関連疾患
脊髄小脳変性症
脊柱管狭窄症
早老症
多系統萎縮症
糖尿病三大合併症
脳血管疾患
閉塞性動脈硬化症
慢性閉塞性肺疾患
両変形性膝(股)関節症
5…慢性閉塞性肺疾患の一種である肺気腫は
その原因の90%以上が喫煙といわれています。
酸素と二酸化炭素を交換する肺胞という細胞が
破壊される疾患で、消失した細胞が再び作られる
ようなことはありませんので、たしかに症状の
改善はきびしいという現実はあります。
ただし、これ以上症状が進行しないためにも
原因である喫煙をやめることは重要です。
以上より、この問題の正解は2、3、4の3つになります。
解説は以上です。
J
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