今回は放射線療法ついてです。放射線療法の種類を少しお話させてもらって、その後、今一般的な「定位放射線療法」について詳しくお話させてもらいます。放射線療法は、体力のない人・肺活量が足りないために手術を受けられないでも安全に受けれる局所療法です。しかし、メリットだけではないので、その話もさせていただいています。
出てきた単語を整理しておきます。
・陽子線、重粒子線、X腺:放射線の種類。各放射線の種類によって、組織に対する放射線の到達する深さが違う・
・内部照射:コバルトなどの放射線を出す物質を体内に埋め込み、中から放射線を当てる治療法。
・外部照射:体外から放射線を当てる療法。現在はこれが一般的。
・シーベルト、グレイ:放射線量の単位。1グレイのガンマ線を全身に受けた場合、1シーベルトという。
・定位照射線量法:外部照射のうち、いろんな方向から放射線を当てることによって、重なった部分の放射線量のみを増やし、ターゲットとする領域のみに必要な放射線量を当てる療法。このいろんな方向から当てる放射線は同時に当てるわけではなく、日を変えて当てることにより重なっている部分のみに組織の影響が強く出るようにする(当てたくない部分でかつ当たってしまう部分は、出来るだけ回復する時間を与えることによって副作用を出来るだけ少なくしている)。
・局所療法:全身療法に対する言葉。癌の原発巣があると思われる部分のみを治療対象とする療法。
・放射性肺臓炎:放射線の副作用の一つで、放射線が当たったことにより、肺に傷がつき、傷跡が治ることによって肺のその部分に線維組織がたまってしまう状態。肺線維症と同じ状態になってしまい、その部分の肺機能は無くなってしまっている。
・心胸郭比:レントゲンにて、胸の横幅と、同じ高さの心臓の横幅を計った時の比(心臓/胸郭)。0.5以上は心拡大と判定する。

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