問題26 高齢者にみられる疾病・病態について適切なものはどれか。3 つ選べ。

1 薬疹は、薬剤服用後 1〜2 か月で出ることが多い。

2 高齢者の肺炎は、再発・再燃を繰り返して難治化することがある。

3 白内障は、水晶体の混濁により視力低下をきたす。

4 脱水があっても、めまいやふらつきは生じない。

5 ナトリウムが欠乏していても、嘔気や頭痛などの自覚症状がないこともある。

解答

2、3、5

解説

1 薬疹は体内に投与された薬剤のアレルギー発疹です。どんな薬でも起こる可能性があります。服用後1〜2週間で発疹が出ることが多いです。治療法は原因となる薬剤の速やかな中止です。

2 肺炎の主症状は発熱と咳です。高齢者は症状が出らく、はっきりしないことが多いです。肺炎の死亡者のほとんどが高齢者です。再発しやすく、治りづらい特徴があります。

3 白内障は水晶体の混濁により視力低下をきたします。加齢が主な原因ですが、紫外線、喫煙、ステロイド全身投与なども影響します。治療は、点眼薬や進行すれば手術が必要です。

4 脱水の症状として、立ちくらみ、全身倦怠感、頭痛、吐き気、食欲不振、意識障害、めまいやふらつきなどが挙げられます。高齢者は、体内の水分貯蔵量が少ないことや、口の渇きを感じにくいこと。利尿剤を服用している場合もあるので、脱水になりやすい傾向があります。

5 ナトリウムが欠乏すると、体内の水分のバランスが崩れます。(電解質異常)高齢者は自覚症状がないことがあるので注意が必要です。症状がはっきりしない、何となく活気がない、食事が取れていないなどの日常生活の変化に気づくことが大切です。

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