高校闘争から半世紀〜私たちは何を残したのか、未来への継承〜 第I部「1968年は我々に何をもたらしたか」高校全共闘パート(金廣志・高橋順一・池田実・繭山惣吉・安田宏・福井紳一・大谷行雄)

2020年2月11日(火)13:00〜17:00
東京御茶ノ水 連合会館2階 大会議室にて

今から半世紀前、日本の高校生たちは自由を求めて起ち上がった。「高校紛(闘)争」と呼ばれたこの闘いは、制服の自由化や管理教育の廃止を求め、時に校舎をバリケードで封鎖したり、授業ボイコット、卒業式中止など多種多様、同時多発的な高校生の叛乱だった。

ネットも携帯電話もない時代、全国各地の高校生たちは他校の生徒と必死でつながりを求め、連帯して実力闘争に決起した。ベトナム反戦や大学闘争の影響を受けながらも、高校生の闘いは学生運動のコピーではなかった。入学した時から受験の鎖につながれ、テストに追われる日々。良い大学に入り、良い会社に就職、というレールに敷かれた受験体制に、否を突き付ける闘いであり、家族や学校の重圧からの解放を求める個々人の生き方を問う闘いでもあった。

半世紀経った今、高校は変わったであろうか。自由にものが言える学校生活を送っているだろうか。

世界を見れば、香港の高校生は銃弾に撃たれながらも自由を求め学校内外で闘い、スウェーデンの高校生、グレタ・トゥーンベリさんは一人で「気候のための学校ストライキ」の看板を掲げて座り込み環境破壊を進める世界の大人たちに鋭い刃を向けている。

高校生が世界を変える。いびつな大人社会へ否を突き付け、研ぎ澄まされた感性と熱情を持ち、恐れを知らず起ち上がった高校生運動の足跡を語り継ぎ、未来への糧に繋がるよう、「高校生運動50周年集会」を企画した。かつての高校生は、半世紀の時間をどう生きてきたのか。様々な人生をくぐりながらも高校生としての決意を原点に生き抜いてきた仲間も少なくない。学生運動とは似て非なる高校生運動、その実相に迫り、現在、未来の高校生に何を伝えられるか探る集いである。

これは、2012年に小林哲夫さんの著作「高校紛争」(中公新書)の出版記念会に集まった仲間の有志が50年という節目に再結集しようと呼びかけたものです。かつての高校生、現役の高校生問わず、多くのみなさんの参集を呼びかけたい。

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