「健康・医療 新技術説明会」(2018年10月23日開催)にて発表。https://shingi.jst.go.jp/list/3chubu/2018_3chubu.html
【新技術の概要】
肺動脈性肺高血圧症(PAH)は予後不良の難病で、薬物治療は確立していない。最近、DNAマイクロアレイ解析を行った結果、特発性肺動脈性肺高血圧症(IPAH)患者組織で、その病態形成に関与する分子の劇的な発現変化を検出した。本研究では、それらの分子を標的とした新規PAH治療薬の開発を目指す。
【従来技術・競合技術との比較】
長年、肺動脈性肺高血圧症(PAH)には適切な治療薬が存在せず、患者のQOL改善が不十分であった。近年、様々な治療薬が開発されているが、それらの薬剤が無効である症例も多く、依然として十分な薬物治療が確立されたとは言い難い。本研究では、既存の治療薬とは異なる作用機構を有する新規PAH治療薬を開発する。
【新技術の特徴】
・肺動脈性肺高血圧症の新規治療薬
・血管リモデリングの抑制
・新規創薬標的分子
【想定される用途】
・肺動脈性肺高血圧症治療薬
・末梢循環改善薬
・血管リモデリング抑制薬
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