8日の高市早苗前総務相の出馬会見では、終了間際に「ヤジ」を飛ばす記者が現れ、会場が一時騒然となった。
今回の会見でも、河野氏に対し「安倍さんに日和ったんですか?忖度したんですか?」などとヤジが飛ぶ一幕があった。
※「まだ始まってないのに.…」周囲も呆れ※
これまで「脱原発」を主張してきた河野氏。注目されたエネルギー政策については、今後の原発の新増設は「現実的ではない」としながらも、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」実現のため、安全が確保された原発の再稼働は「現実的」だとした。
そんな河野氏のエネルギー政策をめぐり、会見開始前に一波乱があった。開始時刻より15分ほど早く会場入りした河野氏がカメラマンの撮影に応じる中、一部の記者からこんなヤジが飛んだ。
「脱原発が抜けてます!脱原発が抜けてんのはなんか理由あるんですか?」
当日記者陣に配布された河野氏の政策資料に、原発に関する記述がなかったことを受けたものだ。同じ記者は、こう続けた。
「安倍さんに日和ったんですかぁ?! 忖度したんですか?」
8日の高市氏の出馬会見でも、森友学園問題の再調査をめぐり、フリーの記者が「安倍さんの疑惑に触れないのは忖度しているせいですか?」とヤジ。それに対し「おい、ルール守れよ!」と怒号が飛ぶ一幕があったばかり。
会見が始まる前のヤジに、和やかな雰囲気だった会場が、ややピリついた。そんな中、司会者は次のようなアナウンスを行った。
「16時直前から(会見を)はじめますので、河野太郎大臣は一回ここで引かせていただきます」
会場に笑い声が広がる中、河野氏は会場を後にした。ヤジを飛ばした人物へ向けてなのか、「まだ始まってないのに.…」と呆れる記者もいた。
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